今回は「若者はこれやっとけ!」というテーマでまとめようと思います。
教育現場に根強く残る若者に対する偏見。
新規採用教員が どんどん増えてきている現代の学校現場では、
とても大事な視点になると思います。
労働力筆頭にされる!
重たいものを運ぶ。
会場の準備、片付けをする。
資料を作成する。
人手が必要な作業の場合は、まず最初にかつぎ出されることでしょう。
図々しい先輩教員の中には、
「むしろ呼ばれなくても自分からそういった仕事に参加すべき」
というように思っている人も少なくありません。
早く出勤して遅く退勤する!
何をしているかは特に重要ではないのです。
ただ職場にいる。それだけで、一部の人からは働き者と見られることでしょう。
遅くまで職場に残っている人の大半は、
「おしゃべり好き」か、「ぼーっとしている人」 に過ぎません。
そんな人たちにとっては、若者が自分たちより働いている時間が短い
という状況は癇に障るものなのです。
粗さがしをされる!
「え、そんなところまでチェックする?!」みたいなところまで、
細かく細かくチェックをされてしまうことがあります。
教室のちょっとした汚れ。
書類のちょっとした間違い。
授業のちょっとした不手際。
「あなたはそれちゃんとできてるの?!」って言い返したくなるぐらいのことです。
人は他人のできていないところは自分のことよりも見えてしまう生き物です。
「それらを若手に伝えてあげるのは先輩の務めだ!」 という、
正義を持っている人も少なくありません。
若者は最初に発言すべき!
研究授業の協議会。
個人がそれぞれに意見を言う場面。
もしくは、グループで考えをまとめて発表する場面。
いずれかがあると思いますが、
「とにかく若者は率先して意見を言え!」という人がいます。
全体の場で発言をする体験こそが、若者を育てる。
という正義に乗っとっている方が多いという印象です。
大した気づきもなく、考えもまとまっていない。
シドロモドロになりながら的外れなことを言って、
「あいつ何言ってんの?」
というように周りから白い目で見られる若手教員を、
これでもかというぐらい見てきました。
それを見て、押し出した側の先輩教員は、
「よく言った!経験こそが大切だ!」 と、 褒めたえる。
このような、発言の場に無理やり引っ張り出すという行為が
指導だと捉えているベテランはとてもたくさんいます。
WIN-WINを目指して!
昔気質の先輩教員はどこの職場にも必ず存在します。
彼らはとにかく言わずにはいられない性質なのです。
どれだけ若手教員が権利や平等を叫んだところで、
自分の立場を悪くすることにしかなりません。
むしろ、先輩教員が望む若者の姿を演じた方が、
認めてもらえることは間違いありません。
先輩教員側は、若手教員側のニーズを把握することに尽きると思います。
彼らは、指導されたいだなんて1mmも思っていません。
気持ち良い職場で働きたいという思いが全てです。
先輩側からしたら、
「若手のくせに生意気だ」
「この仕事のやり方では、きっとうまくいかないだろう」
というように思ったとしても、他者から考えを押し付けられたくはないのです。
仕事上のやり取りは同年代と同様に、敬意をもって行うことがベストだといえるでしょう。
コメント